本が捨てられない本好き向けブクログの使い方

ブクログを利用した蔵書管理方法。

前置きは読み飛ばしてなんら問題ありません。

前置き

皆さんは本が好きだろうか。私は好きだ。大好きだ。
それも活字中毒とは少し違う、本そのものが好きなプチビブリオマニアだ。

さて、本が好きな皆さんの理想の部屋はきっと

こんなの

とか
こんなの

だろう。

しかし、一人暮らしの部屋での実情はこんなもん

である。
こうなったらもう売るなり捨てるなりしないと仕方がない。

しかし、本好きに取って読まないと分かっていても本を処分するのは苦行である。
本当は全てディスプレイしたい。それが叶わないならせめて所有していたい。そんな面倒な人種なのだ。

さて、そんな葛藤の果てに、ブクログを利用してなんとか自分の願望を満たす方法を考えたのでここに記録しておく。本好きな誰かの参考になれば幸いである。

さて今回の方法は次の条件を満たす人に有効である。

  • 1.本を捨てたくない
  • 2.押入れに余裕がある
  • 3.ブクログを利用している

さらに

となお良い。

まず1.本を捨てられないである。これが前提条件だ。本を捨てられる人はこんなエントリを読むのはやめて捨てるなりBOOKOFFに行くなりすれば良い。

さて、ここまで読んでいるあなたは本が捨てられない愛すべき本好きだ。そんなあなただが2.押入れに余裕があるは満たしているだろうか?これを満たしていない場合もう諦めて本に埋もれるかやはり売るなりして欲しい。
今回紹介する方法は結論から言うと本は捨てない。捨てないならばどうしても本を収める物理的なスペースが必要である。(場合によっては自宅外にスペースを借りるのもありかもしれない。)

さて、ここまで来たあなたならもう大丈夫だ。最後の3.ブクログを利用しているだが、利用していない人は登録すれば良いだけの話である。

本題:ブクログによる蔵書管理

というわけで準備ができたのでココからが本題。今回考案する蔵書管理方法は次の図の通り。

肝は2つ。

  • 1.押し入れを書庫にする
  • 2.ブクログを使って蔵書管理
押し入れを書庫にする

本棚に入りきらない本は箱詰めして押し入れにしまってしまう。え?そんなことなら意味ないって?

そこで登場するのがブクログ

ブクログを使って蔵書管理

押し入れに入れる本をブクログに登録&場所をタグ付け。例えば押入れのダンボール1に入れた本には

[書庫1]といったようなタグを付けておく。するとブクログで[書庫1]の本を表示させれば実際にダンボールの中を確認しなくても箱の中の本が確認できる。
さらに、書庫に新たに本を移したり,あるいは書庫から本を取り出した時はタグを書き換えるだけでOK。これで簡単に蔵書管理を行える。

自分の蔵書を眺めたいときはブクログの本棚で眺めればよいし。他の人に自分の本を見せたい時もブクログの本棚をみせればよい。こうして、実際には目に見えないところに本を所有しつつも、バーチャルな本棚を見ることで所有欲を満たすことができるのである。

本の登録方法

さて、この手の蔵書管理でネックになるのが本の登録だ。蔵書数が少なければ手打ちでもいいが蔵書数が増えてくると手打ちではやっていられない。
そこで便利なのがブクログiPhoneアプリだ。アプリについているバーコードリーダを使うことで非常に簡単にブクログに蔵書を登録できる。この手のアプリの割に認識の速度・精度もかなり満足できる。

ただし、v.2.5の時点では登録時に同時にタグ付けすることはできない。仕方がないので登録後にwebでタグは手動で付けた。ひたすらコピペ。

こんな感じで僕の場合約300冊登録するのに4時間位かかった。週末の夜にお酒を飲みながらやったのでそれほど苦ではなかったが。

ただiPhone等がなくて手入力ですべて登録する必要がある場合は結構大変かもしれない。

おわりに

まだブクログを使い始めて2週間程度だが、今のところこの方法に満足し、たまにWEB上の本棚を眺めてはニマニマしている。

今回の方法が最善かどうかは分からないが、溢れる蔵書の管理にブクログは有効そうだ。

おまけ

そもそもブクログってユーザーの所有欲を満たすためのツールみたいなものだから、別段新しい使い方という訳ではない。ただ物理的な本と仮想本棚の本を繋げて管理するのに、場所情報を持ったタグというのが有効なんじゃなないかという提案。しかしそれも所謂図書館の検索システムの簡易版みたいなものだ。所有する本をブクログから探す。するとどこにあるかがタグに書いてある。それだけ。ただ、たったそれだけのことではあるが、これを個人で簡単に出来るようになったのは、iPhoneすごい。ブクログすごい。と思う。